珠洲の記憶と、今を生きる私たちへ — 塚本さんインタビューを公開して
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能登半島で出会った塚本さんの言葉が、今も胸に残り続けています。
2024年1月1日 能登半島地震
能登半島地震は、私たちに大きな衝撃を与えました。
被害の大きさに心を痛める一方で、福島の原発事故後の歩みと重なる場面が多くあるのではないか——
そう感じたことが、能登を訪れるスタディツアーの出発点でした。
現地の声を聞き、見て、学び、そこから福島の未来を考えたい。そんな思いで私たちは2025年6月、能登へ向かいました。
現地で見た景色は、単なる被災地の風景ではありませんでした。
そこには、かつて“原発予定地”とされ、28年間にも及ぶ闘いがあった土地の記憶が息づいていました。
1975年に浮上した珠洲原発計画。住民が反対の声を上げ続けたその裏には、圧力も分断も、疲弊も、孤独もありました。それでも闘い続けた人たちがいた。その中心にいたのが、今回インタビューに応じてくださった塚本さんです。
🗣 「子どもたちに、すんなり受け入れた姿を残したくない」
インタビューの中で、塚本さんは静かに語りました。
「子どもたちに、もし原発が建ったとしても、すんなり受け入れてしまった姿を残したくない」
その言葉には、単なる”反対運動”ではなく、次の世代への責任が宿っていました。
・組織力では到底かなわない
・圧力も続く
・孤立もある
・誤解もある
それでも声を上げたのは、未来の子どもたちが「なぜ何もしなかったのか」と過去の大人を責めなくていいように。
そして、すべての子どもたちに“自分の未来に主体的に向き合う姿”を残したかったから。
この言葉は、福島を生きる私たちにも深くつながるものがありました。
今、なぜこの動画なのか
政局は揺れ、国政の方向も不透明な中で、原発推進への流れが強まろうとしています。
事故の記憶が薄れるほど、「安全」「必要」「効率」という言葉が大きな顔をし始める——そんな空気を、私たちは感じています。
だからこそ、過去を知ることは今を生きる行為です。
過去を学ばなければ、同じ過ちを繰り返す。
過去を直視しなければ、未来の選択を誤る。
過去に向き合わなければ、声を奪われる。
福島を経験した私たちは、それを誰より知っているはずです。
だからこそ、塚本さんの言葉を、今、このタイミングで伝えたいと思いました。
🎥 動画はこちらからご覧いただけます
能登の大地に刻まれた記憶と、生きた証言。
ぜひ多くの方に触れていただけたら嬉しく思います。
👉 YouTube インタビュー動画(塚本さん)
🌱 最後に
この動画は、過去を批判するための記録ではありません。
未来を諦めたくない人たちの意思の記録です。
「知ること」
「考えること」
「自分の言葉を持つこと」
その積み重ねが、ようやく社会を変えていくのだと、能登で改めて教えられました。
福島から能登へ。
そして能登から未来へ。
この記録が、誰かの“最初の一歩”になったらと願います。

