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2021年5月28日(金)20:00~22:00 リモート討論会

第41回県民健康調査検討委員会・・ 調査開始から10年のまとめ作業と学校検査縮小への根拠作り?

原発事故から10年を迎えて、今回の検討委員会委員任期に向けてまとめ作業が行われています。現在の委員の任期は今年の7月ですが、残り2ヶ月の任期終了に向けて、かなり強引なまとめ作業が行われています。甲状腺検査も問題ですが、妊産婦調査に関しても強引な手法で結論を出そうとしています。甲状腺検査に関しては、当事者3名・保護者6名という少ない対象に対する聞き取り調査の内容をもとに、全体の方向性が決められようとしています。そして、最後に星座長から県知事への報告を行うことが一方的に宣言され終了しました。 検討委員会の強引な進め方の問題点、そして、今回の聞き取り調査と2017年の産業医大で行われれたアンケート調査との比較から考えられる問題点などを指摘して行きます。

討論の様子はインターネットで配信します。皆さんからの質問やご意見も取り上げていきますので、コメントでぜひご参加ください。

「配信は、はっぴーあいらんど☆ネットワークのYoutubeチャンネルから、ご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします!」

20:00になりましたら下記をクリックして、ご視聴ください。

〈出演者プロフィール〉

種市靖行|医師
震災時には郡山市で整形外科診療所を開業していたが、翌年に診療所を閉院し妻子を移住させた。 その後、須賀川市の病院で整形外科診療を行いつつ、甲状腺超音波検査者資格取得し、福島の子供達を主な対象として甲状腺検査を開始。 平成26年12月に石川県に移住したが、その後も毎月郡山市にて甲状腺検診を行いながら、住民の健康相談も行っている。

おしどりマコケン|漫才師
マコとケンの夫婦コンビ 横山ホットブラザーズ、横山マコトの弟子
ケンは大阪生まれ、パントマイムや針金やテルミンをあやつる。パントマイムダンサーとしてヨーロッパの劇場をまわる。マコと出会い、ぞっこんになり、芸人に。マコは神戸生まれ、鳥取大学医学部生命科学科を中退し、東西屋ちんどん通信社に入門。アコーディオン流しを経て芸人に。
東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本大震災)後、東京電力の記者会見、様々な省庁、地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。

成井香苗|臨床心理士 スクールカウンセラー
白河・郡山メンタルサポートを開業。
2012年11月~2019年7月 県民健康調査検討委員会委員。
東日本大震災・原発事故災害を機に、NPO法人ハートフルハート未来を育む会を立ち上げ、特に児童生徒や親子の心のケア、地域住民の絆の再生、支援者をサポートするなどの支援活動を行っている。

高橋征仁|社会心理学者
山口大学人文学部教授、関西学院大学災害復興制度研究所学外研究員
山形県生まれ。東北大学文学研究科博退
東日本大震災前は、青年期の道徳性や性行動の研究を行っていました。
震災後は、津波に対する緊急避難行動の研究や、日本各地の「原発避難」者の研究に携わってきました。『原発避難白書』(人文書院2015年)の出版にも協力しました。チェルノブイリ事故後に、日本を代表する社会心理学者たちが、原発の安全神話を創出し、事故後も、リスク・コミュニケーションの形で放射線安全神話を浸透させてきたことを大変憂慮しています。東京電力の原発事故は、地方差別だけでなく、1990年代の産官学連携(+政治・マスコミ)の失敗の産物であり、今もその構図を書き換えられないまま、人々が苦しんでいると感じています。

問い合わせ
✉ happy.island311@gmail.com

📞 090-5237-4312(スズキ)

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