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実害を示し被曝防護の権利を主張する「ママベク」の測定活動から考える!!

【いちいちカウンター】
考えつづけること、問いつづけること、おかしいと言いつづけること、 面倒でもやめずにいきましょう。 私たちの社会を私たちが投げ出さないために。 権利と尊厳を踏みにじる波状攻撃に、その都度向き合うことは疲れますが、 「言ったもん勝ち」にさせないよう、おかしい、間違っている、といちいち表現して残していくことが大事だと感じています。 そういう作業を、この【いちいちカウンター】というコーナーでしていきたいと思います。 気取らず、ゆるい、少人数のおしゃべりです。

いちいちカウンター#5かけ違えたボタンをかけ直すために
2022年3月23日(水)20:00~22:00 Youtubeライブ配信

原発事故によって無用な被曝をし、生涯にわたるリスクを背負わせてしまった子どもたちのために、私たち大人はなにができるのだろうか。 大切にしてきた暮らしは奪われ、悲しみが癒えることはないけれど、そういった実害には目を瞑り、「これぐらいなら大丈夫」だと言い続けてきたこの社会は、いつからか、ボタンをかけちがえてしまったのではないだろうか。 もう一度、しっかりと見つめてみよう。 原発政策をすすめてきたこの国は、過ちを認め、それを改めたのだろうか。 「風評被害」という言葉の意味を考えてみよう。 原発事故の罪をいまだ認めようとはせず、改めようとしない社会の中で生まれた「風評被害」という言葉は、いったい何を守るための言葉なのか。 「実害はなかった」という加害側の押しつけを、受け入れてしまっていいのだろうか。 「風評被害」という言葉は「実害」から目をそらさせ、加害側の国を擁護する言葉なのではないだろうか。 この社会は子どもを守ろうとしてきただろうか。 最優先に守られるべきはずの子どもたちでさえも守らずに、「これぐらいなら大したことはない」と言いながら、更なる被曝を押し付けてきたのではないか。 私たちは事故によって何を学んだのか。 私たちはこの学びをどう生かし、この社会をどう改めていくべきなのか。

討論の様子はインターネットで配信します。 視聴者の皆さんからの質問やご意見もYoutubeチャット欄にて取り上げていきます。
20:00になりましたら下記をクリックして、ご視聴ください。

*** 「TEAMママベク」はいわき市の母親有志で立ち上げた放射能測定チームです。 子どもの環境の放射線量・土壌汚染の測定結果をいわき市に報告し、必要な対策を提案し、大切なものはなにかを問い続けてきました。 やるべきことはたくさんあるのに、やろうと思えばできるはずなのに、国の定める除染基準のハードルが高いため、訴えはなかなか通らず、子どもを被曝から守ることはとても困難です。 それがなぜなのか、ママベクの取り組みを通して考えてみたいと思います。

◎ママベクの取り組みについての参考動画 「10年」の節目に抗う-day3-『子どもたちは守られてきたのか』 https://youtu.be/g7FwPCnPhqg?t=3749

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