武谷三男から学ぶ原発事故後の「福島」#34
カテゴリー: ワークショップ
「福島」から世界を見る
― いま起きていることを武谷ならどう考える? ―
開催概要
日時
2026年8月21日(金)
18:00~20:00
※Zoomは17:45頃より接続開始
会場
桑野協立病院 多目的ホール
福島県郡山市島2丁目9-18
出演
八巻俊憲
種市靖行
千葉由美
鈴木真理
参加費
無料
参加方法
会場参加・Zoom参加ともに事前申込不要です。
Zoom参加
ミーティングID:580 157 3440
パスコード:1KrRg5
原発事故後の「福島」を考えることから始まった、この勉強会。
これまで私たちは、武谷三男の思想を手がかりに、放射線や健康影響、県民健康調査、情報公開、科学者のあり方、そして「安全とは何か」など、さまざまな問題について考えてきました。
原発事故から15年。
最近の社会を見渡すと、災害、戦争や国際情勢、エネルギー、原発、健康問題など、さまざまな出来事が起きています。
一見すると、それぞれ別々の問題のように見えます。
しかし、原発事故後の福島で起きてきたことを考え続けていると、
「本当に、これらは別々の問題なのだろうか?」
という疑問が生まれてきます。
科学的に「分からない」ということは、どう扱われるべきなのか。
誰が「安全」を決めるのか。
科学者や専門家、行政、国際機関などの「権威」は、私たちの判断にどのような影響を与えているのか。
被害を受ける人と、物事を決める人との間には、どのような関係があるのか。
そして、何かがおかしいと感じながらも、それがいつの間にか「当たり前」になってしまうのはなぜなのでしょう。
福島で起きていることから考える
今回の事前の話し合いでは、県民健康調査や甲状腺検査をめぐる議論、UNSCEARの報告書、実測データと評価の問題、東京電力の賠償問題など、さまざまな問題提起が出ています。
また、
「他の災害も起きているのに、いつまで福島の問題を扱っているのか」
という声がある一方で、海外では今まさに原発建設をめぐり、福島の経験から学ぼうとしている人たちもいます。
福島の問題は、本当に「過去」のものなのでしょうか。
そして福島で起きたことは、福島だけの問題なのでしょうか。
武谷なら、いまをどう見る?
武谷三男は、物事を単独で見るのではなく、そこにある矛盾や対立を「葛藤において見る」ことの重要性を語りました。
さらに科学や技術の問題を、科学の世界だけに閉じ込めるのではなく、「特権と人権」「戦争体制と利潤経済」といった社会全体の構造と結びつけて考えています。
そこで今回は、
「いま起きていることを、武谷ならどう考える?」
を出発点にします。
出演者だけでテーマを決めるのではなく、参加される皆さんからも、
「最近、これはおかしいと思ったこと」
「気になっているニュースや社会の動き」
「福島とどこかつながっているのでは?と思うこと」
を出していただき、一緒に考えてみたいと思います。
そして議論を進める中で、
「武谷の考え方から見ると、これはどう捉えられるのか?」
という問いを八巻俊憲さんにも投げかけながら、皆さんと議論を深めていきます。
「福島」を忘れて世界を見るのではありません。
福島で起きたこと、福島で考えてきたことを足場にして、世界を見る。
その時その時に、私たちは何を見て、何を疑い、何を考え、どう向き合ったのか。
その積み重ね自体が、未来へ残す大切な記録になるのではないでしょうか。
今回は、あらかじめ答えを用意する勉強会ではありません。
「何が問題なのか?」から、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
初めての方も大歓迎です。
ぜひ、あなたが今気になっていることを持ってご参加ください。
🎓 サポート:八巻俊憲
郡山市在住。東北大学工学部卒。元福島県立高校理科教員。武谷三男の科学技術思想研究で博士号(東京工業大学大学院社会理工学研究科)専門は科学史・科学技術社会論。現在、原子力市民委員会福島原発事故部会及び武谷三男史料研究会等に参加
お問い合わせ
NPOはっぴーあいらんど☆ネットワーク
TEL:090-5237-4312(スズキ)
原発事故後の「福島」から、いま私たちの目の前で起きていることへ。
「これは福島とは関係ない」と切り離すのではなく、地続きの問題として考えてみる。
皆さんのご参加をお待ちしています。

