武谷三男から学ぶ原発事故後の「福島」#17
カテゴリー: ワークショップ勉強会の案内
●日程: 2025年2月14日(金)
●時間: 18:00‐20:00
●会場参加:桑野協立病院多目的ホール(郡山市島2丁目9-18)
※ 会場での参加を希望される方は、事前に参加登録をお願いします。
●オンライン参加:参加者の皆さんへZOOMリンクをお送りいたします。
※ 聞き手として参加することも可能です。お名前をお呼びすることがあります。
実名での参加に支障がある場合は事前にZOOMの名前をニックネーム等に変えておいてください。
●申し込み方法:参加を希望される方は、「会場参加」または「ZOOM参加」 のどちらを希望するかを明記の上、お申し込みください。
📧 メール申込先: happy.island311@gmail.com
📞 お問い合わせ: 090-5237-4312(すずき)
武谷三段階論に学ぶ ― 「真実」を見抜くために
概要:
福島第一原発事故から10年以上が経過し、事故の教訓を「伝承」する動きが続いています。しかし、その伝承が本当に必要なことを伝えているのか、あるいは逆に「見せかけの安心感」を生み出してしまっていないか、私たちは慎重に考える必要があります。
武谷三男の科学認識の「三段階論」―― 現象論的段階(事実の観察)、実体論的段階(仮説による理解)、本質論的段階(本質の解明)――は、原発事故後の情報の流れを整理し、何が「真実」として伝承されるべきなのかを考える手がかりになります。
今回の勉強会では、 原発事故後の「現象論」的データはどの程度共有されているのか? そこから導き出される「実体論」は正しいのか? そして、 私たちは「本質論」に到達するためにどのような視点を持つべきなのか? を議論します。
また、市民が「偽りの科学」に惑わされず、事実を見極めるためにどのような考え方が必要なのか、武谷三男の視点をもとに考えていきます。
今回のテキスト
『日本の原子力発電』をこう見る(1957) より 5頁
このテキストでは、原子力の黎明期に交わされた議論を読み解きます。特に、当時の放射線や安全性への軽視がどのように原子力推進の方向へと結びついたのかを知ることができます。この歴史的視点を通じて、現代における原発政策や事故後の対応についての理解を深めます。
参加費: 無料
サポート:八巻俊憲
元福島県立高校理科教員
郡山市在住 工学部卒業 元福島県立高校理科教員 科学技術社会論の立場から原子力と社会の問題に関心を持つ 武谷三男の科学技術思想研究で博士号 原子力市民委員会福島原発事故部会、武谷三男史料研究会に所属
参考
●武谷 三男(たけたに みつお、1911年(明治44年)10月2日 – 2000年(平成12年)4月22日)は、日本の理論物理学者。理学博士。三段階論、技術論で知られる。
https://ja.wikipedia.org/…/%E6%AD%A6%E8%B0%B7%E4%B8%89…